rockin' on 3月号 
と
Cut 2月号
を買った。ともにシャルロットのインタビューが見開きで掲載。
飾り気もなく、脂っ気もなく、自分アピアピな押し付けがましさもなく、
聡明であり、ナチュラルであり、サウダージがあるシャルロット。
こういう人だから、Beckが同調できて、アルバムが作れたんだなと思ったよ。
こういった先天的な悲しみを持ってる人は私のタイプです。
(注意:ここから話が大きく逸れます)
音楽もそうで、その人の夢や希望が(または野望や幻想)が反映されてる曲よりも、
その人自身に備わっている悲しみや闇が自然に投影されているような曲が好き。
成りきりなポジティブ、かっこつけなネガティブ、若者の恥ずかしいパワー、
そんなふうに、音楽で自分をアピールしているような音楽を許容できる器は私にはない。
Beck音楽には、若い頃から一貫して虚無がまとわりついているが(OdelayにもVulturesにもそれはある)
それは私がBeckを好きな理由の大きなポイントである。
近年の数枚のアルバムには、ますます色濃くなった深い闇が投影されている。
歌詞が分からなくともそれは分かるさ。
この闇について、拒絶にも似た批評をよく目にするけど、私は逆で、歓迎すらしてる。
ピンクのシャツを着て元気に飛びまくってるBeckの方が幻想であって、
私は今の闇と共存しているBeckの方が、美しく、味わい深いぞと思うのだよ。
ついでにいうと、「今Beckは不幸である」という風潮があるじゃないですか?
だから近年のアルバムは暗い、ほらこんなに歌詞が暗い、みたいな。
だったらなんだってんだ?と思う。そういう見方しておもしろいんか?と思う。
負を忌み嫌う、もしくは哀れ見る。そう捉えるのは人間の特技なのかもしれないけど、
そんな推測の域を超えない解釈は、下世話以外の何モノでもない。
(…と思うのは私が天の邪鬼だからか?)
これからも音楽を続けて頂くには、健康であって欲しいとは思うけど、
幸せであって欲しいとか、笑顔を見せて欲しいとか、そういう願いは結局は、
「顔色がいいから健康だ」「笑顔だから幸せだ」とかいう自己解釈でしか判断できない自己満足さね。
人間がそんなに単純にできてるわけはないんだし、そんな表面上のことだけで、
簡単に人の状態を予想してくれるなと、、言いたいわけですよ。言いたいわけなのか?
……と、そんな私がアッピアピ。